回復期リハビリテーション病棟

大和総合病院では、現在、中央5階病棟(44病床)を「回復期リハビリテーション病棟」として運営しており、窓からは静かな街並みや緑豊かな木々をはじめ、遠くには神秘の山「石城山」を望むことができる落ち着いた環境にあります。
回復期リハビリテーション病棟では、医師・看護師・介護スタッフ・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、多職種が協働し患者様の治療にあたっています。

病棟では毎日多職種カンファレンスが開催され、日々変化する患者様の状況を確認し、より良いサービスが提供できるよう、それぞれの職種の立場から意見を出し合います。

このような取り組みにより、患者様の状態に合わせた看護やリハビリから退院支援まで、きめ細やかな医療サービスを提供させていただきます。

多職種カンファレンス

特徴

回復期リハビリテーション病棟は、社会復帰を目標としています。
早期から在宅退院へ向けての目標を明確にし、病棟スタッフがひとつのチームとして専門性を活かしながら協力し合っています。
リハビリテーションについて、各スタッフが専門的に評価した患者さまの状態を共通に理解した上で、退院に向けての目標を決定します。

概要

病床数: 44床
病棟スタッフ
医師(病棟専門医師)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、看護助手、管理栄養士がチームとなって、それぞれの専門的な分野を活かしながら、共通の目標に向かって患者さまとともに取り組んでいきます。

対象疾患

回復期リハビリテーション病棟には、入院対象となる疾患と、疾患ごとに定められた入院期間があります。

対象疾患 入院限度日数
脳血管疾患、脊椎損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊椎炎、多発性神経炎、
多発性硬化症、腕神経損傷等の発症、もしくは手術後、義肢装着訓練を要する状態
150日以内
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、
重度の頚椎損傷、頭部外傷を含む多部位外傷の発症、
または手術後
180日以内
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節、
2肢以上の多発骨折の発症、または手術後
90日以内
外科手術または肺炎等の治療時の安静により
廃用症候群を有しており、手術または発症後
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節
の神経、筋または靭帯損傷後
60日以内

リハビリテーション

回復期リハビリテーション病棟では、365日毎日リハビリを実施しています。入院中は生活の場でもある病棟でのリハビリも行い、病棟での生活が自立に近付くよう努めています。
また、広いリハビリルームには様々な機械・器具を設置し、患者様それぞれのプログラムに応じた良質なリハビリサービスを提供しています。

詳細は、リハビリテーション部のページへ

レクリエーション活動

病棟では、平日レクリエーションを実施しており、創作活動や身体的活動などを行うことで、患者様の表情が豊かになり、リハビリに対する意欲向上へとつながっています。
リエーションで作った四季折々の作品は病棟内に展示するなど、季節を感じながら日常生活を過ごしていただいています。

創作活動

作品

ゲーム

作品

健康体操

作品

カンファレンスの様子

病棟では、毎日多職種カンファレンスが開催され、日々変化する患者様の状況を確認し、より良いサービスが提供できるように、それぞれの職種の立場から意見を出し合います。
また、ご希望に応じて、家族様にもおいでいただき、担当スタッフからリハビリ状況などをご説明し、退院支援に向けてお話しする場を設けています。

病棟カンファレンス

家族カンファレンス

回復期リハビリテーション病棟の一日

回復期リハビリテーション病棟では、患者様一人ひとりに適切な治療を行うために、専門のスタッフが一日の流れを管理し、快適で有意義な入院生活を送っていただいています。

入院までの流れ

①急性期医療機関等から入院申込み

相談窓口:地域連携センター
TEL 0820-48-2116
FAX 0820-48-2117
受付時間:8:30~17:00(土日祭日は除く)

②患者さまの病歴など、回復期リハビリテーション病棟への入院を進める上で必要な情報を、病院スタッフが収集します。

③患者さまの情報やリハビリの必要性等を基に、受け入れについて入院判定会議で検討します。

④入院の可否について、地域医療連携室から紹介のあった医療機関等に連絡します。